そんな疑問にお答えします。
特にサッカー経験の無いパパママは疑問だらけだと思います。
チーム選びは?
どんなサッカー用具を準備すればいい?
いろいろ不安なこと、わからないことが多いと思います。
しかしこの記事を読んで頂くと、チーム選びのポイント、サッカーを始めるにあたり事前に準備するものが把握できます。
それによりお金の準備もしやすくなります。
そして、サッカーを始めてから「あれも必要、これも必要」と慌てるよりかは、だいたいのイメージがついていたほうが、買い物もしやすくなります。
いっぺんに全部そろえなくても、優先順位をつけて用具を準備していきましょう。
それでは詳しく解説していきます。
この記事を書いた人
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サッカーを始めるために準備すべきこと
お子さんが「サッカーチームに入りたい!」と言ったら何から準備したらいいでしょうか。
まず大きく分けてチーム選びとサッカー用具の準備です。
これができればバッチリです。
チーム選びについては一番初めに迷うポイントです。
子どもの多い地域では自転車でかよえる範囲で2~3チーム、下手すれば4~5チームある地域もあります。
だいたいの選択肢は、学校の友達が所属している、知り合いがコーチをしている、のような人間関係の繋がりが大きいと思います。
それでもサッカーチームの体験会に参加したり、そのチームに所属している友達の保護者に話を聞いたりしてしっかり情報を集めましょう。
サッカー用具はすぐに必要なもの、季節によって必要なものがあります。
すぐに必要なものはサッカーボールやサッカーシューズなど練習や試合で使うものです。
季節によって必要なものは帽子やベンチコートなどです。
入部する季節にもよりますが、順繰りそろえていけば問題ありません。
チーム選びとサッカー用具の準備、それぞれのポイントを押さえておくと、情報取集するときもより具体的な話を聞くことができるでしょう。
チーム選び
まずはチーム選びから見ていきましょう。
ひとことでサッカーチームといってもいろいろな組織形態があります。
クラブチーム、少年団、スクール、大きく分けてこの3つです。
それぞれ月謝、親の関わり方、所属選手のレベルなどさまざまです。
ひとつひとつ見ていきましょう。
クラブチーム
クラブチームをひとことで言うと、上手な選手が集まるクラブです。
監督やコーチはいわゆる「サッカー指導者として飯を食っている」人が多いので、高いレベルの指導を受けることができます。
なので、優秀な選手が集まるし、それなりに月謝も高い(1~2万円ほど/月)です。
しかしその分、親の関わりは少ないです。
基本的に「預けて終わり」です。
ポイント
- 上手な選手が集まる
- 指導レベルが高い
- 月謝が高い
- 親の関わりは少ない
少年団
少年団は地域の小学校を中心とするチームです。
コーチは所属選手のお父さんがやっていることがほとんどです。
普段は会社などで働いている社会人であり、いわゆるパパコーチと言われるものです。
いろいろな子が所蔵しており、サッカーが好きな子、運動したい子、楽しみたい子、モチベーションは人それぞれです。
したがって上手な選手もいればあまり上手でない選手もいます。
そして、親のお手伝いが多いのも少年団の特徴です。
遠征時の車出し、グランドの清掃、試合会場の設営、グランドメーキングなど多岐にわたります。
家庭環境も影響するので、「できる人ができることをやる」ような感じです。
車を持っていない家庭に車出しはお願いできませんので、他のお手伝いで貢献することになります。
親の負担が大きい分、月謝は安いです。
多くの少年団チームは3000円未満が多いでしょう。
ポイント
- 地域の小学校を中心としたチーム
- パパコーチが指導
- 月謝は安い
- 親のお手伝いは多い
スクール
スクールはいわゆる「塾」のようなものです。
所属チームが学校だとすると、スクールは「塾」です。
なので、多くの選手はクラブチームや少年団チームに所属していて、掛け持ちで通っています。
「塾」に通うということは、ほとんどの選手がサッカーに対する意識レベルが高いと言えます。
ではチームにも所属していないし、サッカー経験もない子がかよえるの?という疑問がわいてきます。
大丈夫です。かよえます。
実際にスクールだけかよっている子もいますが、基本的に上手くなりたい子が集まる、ということです。
指導は元プロ選手や有名サッカー選手がプロデュースしているケースが多く、指導もより専門的です。
ゆえに月謝は高いです。
多くのスクールが10,000~15,000円程度はします。
ちなみに親のお手伝いはありません。
ポイント
- 「塾」のようなスタンス
- 指導レベルは高い
- 月謝が高い
- 親のお手伝いが無い
チーム選びのポイント
ここまで大きく分けて3つのチーム形態を紹介しましたが、選び方のポイントは3つです。
ポイント
- 子どもが楽しめるか
- 親のお手伝いがあるのか
- 月謝
- 情報を集める
- 体験会に参加する
まず入部先の候補に上がったチームの練習体験に参加してみましょう。
そして子どもが楽しめたのか、親のお手伝いはあるのか、ママ友からの情報や口コミを参考にして入部先を決めましょう。
このチーム選びについては別記事で詳しく紹介しておりますので、良かったら参考にしてみてください。
少年サッカーチームの選び方を徹底解説!初心者の保護者は必見!
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チーム選びの注意点
チーム選びについて一つだけ注意してほしいところがあります。
それは指導者によるコーチングです。
本来指導とは選手が上達するように導くためのものですが、ときおり「ダメ出し」ばかりをするコーチがいます。
「足遅いなー」
「いいかげん決めろよ」
とか何も解決にならない、指導になっていないただの文句です。
嘘のようですが私が実際に聞いたことのあるコーチングです。
これでは選手が潰れてしまいます。
せっかく楽しいサッカーを始めるのですから、選手が一番楽しめないと意味がありません。
練習体験だけでなく、ぜひ試合も見に行っていただき、指導者のコーチングに耳を傾けてください。
このコーチングについてはこちらの記事で詳しく紹介しておりますので、気になる方はざっとでいいので見てみてください。
少年サッカーで怒鳴るコーチは要注意! 危険サインを見逃すな!
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サッカー用具の準備
まずはざっと一覧にして紹介します。
必要なサッカー用具
- ユニフォーム
- サッカーシューズ
- サッカースパイク
- すねあて
- シューズケース
- サッカーボール
- サッカー用リュックサック
- 帽子
- 練習着
- ベンチコート
- ピステ
- 手袋
- ネックウォーマー
- アンダーシャツ
- 水筒
- クーラーボックス
- 空気入れ
- 冷やしタオル
- 保冷バッグ
- 体質により必要なもの(薬など)
とりあえずボールさえあれば、と思った方もいたのではないでしょうか。
細かい部分も含めてけっこう必要なものがあることがわかります。
もちろん全て揃える必要はありませんし、必要最低限の準備でも構いません。
個人的に便利だと思った用具もリストアップしていますのでご家庭での判断で問題ありません。
では一つずつ紹介していきます。
練習や試合で必要なもの
ユニフォーム
ユニフォームはチームが購入してくれて、チームにお金を支払います。(違う場合はチームに購入方法を確認しましょう)
ユニフォームはシャツ、パンツ、ソックスの3点セットです。
チームによっては、シャツはチームが購入、パンツとソックスは指定された型番の製品を各自で購入するケースもあります。
サッカーシューズ
サッカーシューズはトレーニンングシューズ(略してトレシュー)とも言います。
砂利、土、芝、どのグランドでも対応できます。
メーカーもいろいろあります。
アディダス、プーマ、アシックス、アンブロ、ナイキ、ニューバランスなど。
実際に履いてみて、自分に合うシューズを選びましょう。
そしてマジックタイプと靴紐タイプがあります。
低学年のうちはまだ自分で紐を結べない子もいますので、マジックタイプがおすすめです。
シューズ選びのポイントはこちらの記事で詳しく紹介しています。
我が子の成長をサポート! 小学生向けサッカーシューズの選び方
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それと、シューズを買って靴紐が長かった場合はちょうどいい長さに切っておきましょう。
切り方はこちら。
長い靴ひもを切ったら収縮チューブで簡単仕上げ【たったの10分】
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サッカースパイク
サッカースパイクはシューズ裏に大きいボツボツが10個ぐらいしかないシューズで、土や芝のグランドで使用します。
↓こんなやつです。
スパイクは高学年になると履くようになります。
足への負担が大きいので低学年のうちはトレシューで十分です。
高学年からサッカーを始める人はトレシュートと一緒に購入しましょう。
スパイクの使用が禁止されているグランドもあるので初めて行くグランドは所属チームに確認しましょう。
サッカースパイクの選び方のポイントはこちらをご参考ください。
サッカー少年のパパママ必見! 失敗しない小学生用スパイク選びの秘訣
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トレシュー同様にスパイクの靴紐が長かったらこちらを参考にしてくださいね。
長い靴ひもを切ったら収縮チューブで簡単仕上げ【たったの10分】
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すねあて
すねあては文字通り「すね」を守るものです。
使い方は簡単でサッカーソックスの中に入れるだけです。
練習や試合では必ず必要ですので忘れず準備しましょう。
サッカーボール
ボールはどれも一緒と思うかもしれませんが蹴った感触や丈夫さが違うのでしっかり選びましょう。
選び方のポイントは3つです。
ポイント
- 4号サイズ
- JFA検定球であること
- 手縫いであること
サッカーボールのサイズは3種類あります。
3号、4号、5号です。
小学生は4号なので間違えないようにしましょう。
ちなみに3号は幼児、5号は中学生以上です。
そしてJFA検定級であることを確認しましょう。
カラス(ヤタガラス)のマークと「JFA」の文字があるのですぐにわかります。
最後に手縫いであることを確認しましょう。
サッカーボールは5角形の面と6角形の面が組み合わさってできています。
その面のつなぎ目に糸が見えたら手縫いです。
これらのポイントを見落とさなければ大丈夫です。
値段は3,000円程度、質のいいボールを選ぶと5,000円ぐらいします。
質のいいボールは長持ちしますので、何回も買い替えるのが嫌な人はしっかりとしたボールを選ぶことをおすすめします。
個人的なおすすめはペレーダです。
蹴った時の感触がいいのと、丈夫で長持ちするからです。
参考にペレーダの色や値段、デザインを参考にしてみてください。
サッカーボールの選び方のポイントはこちらを参考にしてください。
小学生向けサッカーボール選びガイド【サイズとポイントを徹底解説】
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サッカー用リュックサック
ボールも入れられて、荷物も入る多機能リュックサックです。
おすすめは LUZeSOMBRA(ルースイソンブラ) ジュニア バックパック L2211440 というバッグです。
ボールの収納とスパイクの収納が分かれているのが特徴です。
ボールもスパイク(シューズ)も基本的に常に汚れているので、リュックの中にゴチャゴチャにしまうと「リュックの中が砂だらけ・・・」なんてこともあり得ます。
土や汚れがついているものが別収納になっていると他の荷物に影響がないのでとても安心です。
また、収納する場所が決まっているのは子どもからしても扱いやすいです。
逆におすすめできないのは、リュックの外側にネットがついていて、そこにボールを収納するタイプです。
ボールが突き出る形になるので、電車やバスで移動する際に他の乗客にぶつかったり邪魔になったりする可能性があります。
それにボールは基本的に汚れているので、ネットに覆われているとはいえ、むき出しの状態は他の乗客に迷惑がかかります。
そして万が一何かのひょうしにネットからボールが転がり落ちたら大変です。
しっかりリュックの中にボールが収納できるタイプを選びましょう。
練習着
練習着として揃えるのは3点です。
- ゲームシャツ
- パンツ
- ソックス
基本的にどんな色やデザインでも大丈夫ですが、チームとして練習着やチームTシャツを揃えていることもあるので、所属チームに必ずかくにんをとりましょう。
夏に必要なもの
帽子
夏は帽子が必要です。
高学年は格好を気にする年代になるので、帽子をかぶって試合に出る子はあまりいませんが、低学年はたくさんいます。
つば無しの防止、もしくは、ツバが短く素材が柔らかいものを選びましょう。
水筒
炎天下の夏は大量に水分が必要です。
試合や練習で「コーチ!飲み物が無くなりました・・・」という選手はこれまで数え切れないほどいました。
しっかり容量が大きい水筒を購入しましょう。
おすすめはサーモスの2リットルです。
これは試合会場でも一番よく見かける水筒であり、人気の高さが伺えます。
クーラーボックス
無くてもいいのですが、小型のクーラーボックスがあると夏場は便利です。
遠征があるとほぼ1日かかります。
弁当、軽食、ゼリーなど食べ物も多くなります。
クーラーボックスがあれば収納も十分ですし保冷もバッチリ、そしてテーブルとしても使えます。
あまり大きいと持ち運びが大変ですので5リットル前後で十分かと思います。
冷やしタオル
冷やしタオルは100円ショップなどで購入しましょう。
夏は絶対必要です。
保冷バッグ
先ほどクーラーボックスを紹介しましたが、とりあえず保冷バッグで十分であれば100円ショップなどで準備しておきましょう。
冬に必要なもの
ベンチコート
冬のベンチコートは必須です。
試合の合間や、ベンチの控え選手が出番を待つ間など、とにかく体を冷やしてはいけません。
冬本番を迎える前の11月ぐらいには準備しておきましょう。
アンダーシャツ
所属チームによっては半袖のユニフォームしか用意しないことがあります。
その場合、寒い冬はアンダーシャツで対応します。
スパッツも同様です。
ただし、チームで購入する場合、各自購入の場合はチームから色やメーカーを指定されると思いますので、チーム購入にしろ、各自購入にしろ、必ずチーム責任者へ確認しましょう。
手袋・ネックウォーマー
手袋、ネックウォーマーなどの防寒具も必要に応じて用意しておきましょう。
ピステ
ピステはウィンドブレーカーのような防寒具でチャックが無いのが特徴です。
冬はベンチコートを着たままウォーミングアップはしませんので体が温まるまでピステを着ておくといいでしょう。
あると便利なもの
シューズケース
高学年になるとスパイクを履くようになるので、シューズケースが必要になってきます。
なぜかというとスパイクを履いて移動することはありません。
スパイクを履くのは試合中だけです。
ですので、移動中はトレシューか運動靴、スパイクは持ち運び、というわけです。
シューズケースはスパイクを購入するときにお店で一緒に購入しましょう。
ネットでも購入できますので買い忘れてしまっても問題ありません。
空気入れ
サッカーボールは使っても使わなくても空気が抜けていきます。
ボールの空気は練習前、試合前に必ずチェックし、空気を入れておきましょう。
だいたいコーチが持っていると思いますが、「マイ(My)空気入れ」を持っておくと意識が高まりますし、いちいちコーチに空気入れをお願いする手間もなくなります。
それほど高くありませんのでぜひ購入しおきましょう。
個性や体質によって必要なもの
薬や体のケア
お子さんの体質や個性によって必要なものは準備しておきましょう。
例えば酔い止めの薬やエチケット袋。
車移動もありますし、子どもによっては電車で乗り物酔いをする子もいます。
その他には、夏場の日焼け止め、冬のホッカイロなど必要に応じて準備しましょう。
着替え
そして着替えです。
飲み物をこぼしたり、イレギュラーなことが起こったりして肌着やパンツが汚れてしまう場合もあります。
心配なお子さんはリュックの下の方に着替えを常に入れておきましょう。
プロテイン
「うちの子は疲れすやすい」
「ケガが心配」
「おうちのごはんだけで栄養が足りているか心配」
このように我が子を心配している方にはプロテインがおすすめです。
プロテインを言うと、筋肉とかマッチョとか、そんなイメージがありますが、子供用のプロテインもあります。
我が家が愛用しているのが「ノビタ」と言う商品です。
ノビタはスポーツをする子どもにとって大事な要素が詰まっています。
ノビタのいいところ
- 身長を伸ばす成分がたっぷり入っている
- ケガの予防
- 疲労回復
この「身長を伸ばす」成分、気になりますよね?
詳しくはこちらの記事で書いてありますので、気になる方は見てみてください。
子供用プロテインのNOBITA(ノビタ)はどんな効果があるの?継続2年の完全レビュー
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サッカー用具は全部でいくら?
すぐに全て揃える必要はありませんが、夏や冬、細かいものまで計算に入れるとだいたい70,000円前後はかかります。
内訳はこちらです。(個人的な感覚で平均額を算出しております)
ユニフォーム | 10,000円 |
サッカーシューズ | 5,000円 |
サッカースパイク | 5,000円 |
すねあて | 1,000円 |
シューズケース | 2,000円 |
サッカーボール | 3,000円 |
サッカー用リュックサック | 5,000円 |
帽子 | 2,000円 |
練習着(2~3着) | 10,000円 |
ベンチコート | 7,000円 |
ピステ | 7,000円 |
手袋やネックウォーマー | 2,000円 |
アンダーシャツ・スパッツ | 5,000円 |
水筒 | 3,000円 |
クーラーボックス | 2,000円 |
空気入れ | 1,000円 |
冷やしタオル | 100円 |
保冷バッグ | 100円 |
体質により必要なもの(プロテインは除外) | 1,000円 |
合計 | 71,200円 |
全て新品で揃える必要はありません。
ほぼほぼ消耗品ですので新品で買うもの、中古品販売サイトで買うもの、バランスよく購入すればコストを抑えることができます。
ちなみに我が家ではベンチコートやピステなどの時期的なものは中古品、シューズやスパイクなど自分の足にフィットするものを選ばないといけないものは新品で購入しました。
なるべく出費を抑えたい家庭がたくさんあると思いますので、うまく使い分けるといいでしょう。
まとめ
お子さんが「サッカーをやりたい」と言ったら、まずチーム選び、そしてサッカー用具の準備をしましょう。
チーム選びは体験練習、保護者からの情報収集をしっかりして選定しましょう。
サッカー用具は意外と揃えるものが多いので、優先順位の高いものから少しずつ揃えていけば問題ありません。
費用もある程度かかるので、なるべく出費を抑えたい家庭は新品で購入するもの、中古品で購入するものをうまく使い分けましょう。
お子さんが楽しいサッカーライフを送れるように願っております。
それではまたお会いしましょう。
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