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小学生のパパママは必見! サッカーチームを選ぶときは「危険」を見逃すな!

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険しい少年

子供の習い事は多様化する今日このごろですが、やはりサッカーは人気がありますね。

小学生になると、
「サッカーやりたい」
と言ってくるお子さんも多いのではないでしょうか。

 

そこで気になるのが、「どこのサッカーチームがいいのか」です。

おそらく、お住まいの近くには、
通える範囲で2~3チームの選択肢があるのではないでしょうか。

 

しかし・・・

「どこも同じじゃないかな」

「どうせやるなら強いチームでしょ」

「なるべく近いところがいいかな」

 

と、いろいろな思いが交錯して、どのチームにするか悩んでしまうと思います。

 

私も小学生の子供がサッカーをしていますが、チーム選びは悩みました。
もちろん、練習体験も行きましたし、試合も見に行きました。

パパ目線では、
私自身がサッカー経験者ということもあり、
練習内容をみたり、
選手のレベルをみたりしました。

ママ目線ですと、
送り迎えができる距離なのか、
保護者の関わりやお手つだいはどの程度なのか、
ママ同士で情報を交換したりしました。

 

そんななかで、みなさんに見逃してほしくないポイントが一つだけあります。
それは、監督やコーチの選手に対するコーチングや態度にひそむ「危険」です。

 

その「危険」をしっかり察知できれば、おのずとチーム選びは定まってきます。
なぜかというと、子供たちに対する姿勢やコーチング次第では
子供がサッカーを嫌いになってしまう可能性があるからです。

 

せっかく子供がサッカーを楽しんでたのに、
そのうち「行きたくない」と言い出すかもしれません。
これはものすごくもったいないことであり、
子供の可能性をつぶしてしまうことだってありうるからです。

 

今回は

  • どのようなコーチングがいいのか、もしくはNGなのか
  • 入部のあとに気づいたときはどうすればいいのか
  • 親はどう対処すればいいのか

などのポイントを押さえて紹介します。

 

最後まで読んでいただくと、チーム選びがスムーズにいくと思います。
もちろん、
お子さんのモチベーションだったり、
家庭環境、
近隣のチーム状況、
によって必ずしもあてはまるわけではありませんが、
少なからず参考になると思いますので是非ご一読ください。

 

ライド
【この記事を書いた人】

小学2年生からサッカーを始めて、社会人サッカーまで経験しました。
現在小学生の息子もサッカーをしております。

私の20年以上のサッカー人生、そして息子の試合に毎週のように帯同してきて、数々のサッカーチームのコーチングを耳にしてきました
今回はその経験を踏まえて記事を書いております。

 

コーチングとは

コーチングは、
指導者が技術を教えたり、戦術的な指示をしたり、
あるいは、選手の能力を引き出し
たりすることです。
(スポーツ科学的な定義はもっと違うかもしれませんが、今回は世間一般的なイメージを前提に話を進めていきます。)

 

スポーツの場合、監督やコーチといった指導者が選手に対して

「ああしたほうがいい」
「こうするべきだ」

などと熱心に指導する姿は誰でも見たことがありますよね。

coach

それではいったい、冒頭で申し上げたような、
【サッカーチームを選ぶときに見逃してほしくない「危険」】
というのは、どのようにコーチングにひそんでいるのでしょうか。

 

 

危険なコーチング

 

叫ぶ男性

「コーチング」がコーチングとは言えない

いつも大声を張り上げて、怒鳴っている監督やコーチは危険です。
しかもその内容が悪いのは特にです。

 

  • バカ! アホ! やる気あるのか! ふざけてんのか! というただの罵声
  • 寝てんのか! 何しに来たんだ! コート出ろ! というサッカーと関係ない叱責
  • 足遅いぞ! キック力無いぞ! へたくそ! という「すぐには解決できない」どうしようもない掛け声

これは、私が今まで聞いたことのある本当にあった言葉です。

この類のコーチング(もはやコーチングとは言えませんが・・・)をしているチームは
危険度が高いです。

何が危険かというと・・・
子供がサッカーを嫌いになってしまう可能性がある、
ということです。

 

このようなコーチングは、私が選手時代に実際に言われたコーチング、
あるいは試合で他チームの選手が言われていたコーチングです。

言われている自分はなおさらですが、
他のチームの子が言われている場合でも、
聞いているこちらも気分がめちゃくちゃ悪いです。

 

子供への影響

上記のような状況で、一番に考えるべきは、

子供達はサッカーを楽しめてるいるのか

ということです。

 

注意ポイント

罵声や叱責が多いと、

  • 萎縮していいプレーができない
  • チャレンジすれば怒られる
  • チャレンジしなければそれもまた怒られる
  • 子供達はどうしていいかわからない

という負のスパイラルに陥ります。

 

さらには、他の選手にも伝染します。

どういうことかというと・・・

上手な選手が、まわりの選手を罵倒するようになります。
上手な選手も怒られる過ぎると、
当然ストレスがたまり、
練習中や試合中に、まわりの選手にあたって発散するようになります。

そしていつしか、
選手同士の関係も悪くなり、
声も出さなくなり、
ボールにも積極的にからめなくなり、
いつも暗いムードで試合することになります。

cry

本来はげましあったり、チームワークを大切にしたり、
楽しいはずのサッカーがいつの間にかつまらないスポーツになってしまいます。

 

もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!

怒鳴るコーチが駄目な理由

 

良いコーチング

サッカー指導

ひとつひとつのプレーを尊重する

大事なのは、
選手のプレーを認めてあげること、
尊重することです。

ミスを責めるようなことはしません。

ミスになったのは結果論であり、選手だってミスをしたくてするわけではないからです。

「何をしようとしたか」
「考えたうえでのプレーだったのか」
「ミスになったけどこうやりたかったんだよね」

が大事なのです。

 

例えば、ボールを保持している選手が、相手デフェンス2〜3人に囲まれたとします。
多くの選手はパスを選択するかもしれません。

しかしその子はドリブルを選択しました。
結果的にボールを取られた場合、

自己中心的プレーと捉えるのではなく、
そこを突破して数的優位の状況を作る狙いがあったかもしれない、

ということです。

決してプレーの意図を否定しません。

 

危険なコーチングだと、

「なんでパス出さないんだ!」
「判断が遅い!」

ということになるでしょう。

 

サッカーに正解は無いのです。
もちろんある程度は、戦術などでセオリーはあります。
そのセオリーがある中でミスになった時に、
「この選択肢もあったよ」とアドバイスすることが大事となってきます。

 

ほめるべきところはほめる

子供はいい意味で調子に乗れれば、すごくいいプレーをするようになります。

もちろんミスした時に力強くアドバイスしたり、檄を飛ばすような時もありますが、
ほめるべきところはほめてあげます

 

例えば、

FWの子がシュートはずして、決定的なチャンスを逃してしまった。
しかし、トラップまでは完璧だった。

思わず
「もっと落ち着け!」
「そこは外すなよ!」
と叫んでしまうこともあるでしょう。

だけど
「トラップまでは100点だったぞ!今度は決めよう!」
次のチャンスにつなげてあげるのです。

そうすると、子供は次頑張ろうと切り替えられるのです。

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子供への影響

のびのびプレーできる

サッカーが楽しくなります。
そして、のびのびプレーができるようになります。

ミスをしてもいいんだ、と思えるようになり、チャレンジ精神が出てきます。
そしてミスを怖がらなくなり、思いっきたプレーができるようになります。

自然と声が出せるようになりう、活気のあるチームづくりにつながります。

 

まさに、正のスパイラルです!

 

チームメート同士で声をかけあう

指導者がポジティブなコーチンをすると、
選手同士もポジティブに声を掛け合うようになります。
選手同士で褒め合うことはかなり勇気づけられます。
そして、文句ではなく要求し合うようになります。

 

文句:「パス出せよ!」

要求:「こっちも見ようぜ。俺フリーだったよ。」

これって、パスを出さなかった選手は、「次はもう少しまわりを見てみよう」
と気持ちが ぐっっっと あがりますよね。

 

こんな感じで声をかけあえれば子供たちは前向きにプレーできます。
良いチームは、監督・コーチが多くを発しなくても、自分たちで声を掛け合い、
盛り上げ、楽しくプレーしています。

team

親ができること

これからサッカーチームを選ぶ場合

捨てるべき考え

サッカーチームを選ぶとき、

「うちの子は厳しいぐらいでちょうどいい」
「とにかくビシバシやってほしい」

と思っている親御さんは、まずこの考えは捨てるべきです。

 

サッカーは楽しむことが第一です。
やるのは子供です。親ではありません。

 

練習体験と試合の両方を見る

練習体験では、
低学年と高学年ではコーチングの内容は変わってくるかもしれませんので、
その点も気にしてみるといいですね。

低学年には優しく、高学年になったら急に罵声が飛ぶ、
なんていうことも「無きにしもあらず」です。

 

また、練習体験だけでなく、必ず試合も見に行きましょう。

練習と試合は雰囲気が違います。
試合は当然勝敗がつきますので、その真剣勝負の中でどんなコーチングをしているか、がポイントです。

もし勝利至上主義のような印象が強いチームなら、よーーくコーチングの内容を聞いてください。

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入部した後に危険なコーチングに気づいたとき

たくさんほめてあげる

パパとママがたくさんほめてあげましょう。

チームで怒られ、家で親にも同じようなことをアドバイスや指摘をされても、
子供はうんざりしてしまいます。

ですので、試合や練習で良かったシーンや、
何かできたことについては一つでも良いので、しっかりほめてあげてください。

試合に引率した場合、保護者の皆さんで声援を送ってあげると選手の力になります。
※コロナ禍は試合規定に従って応援してください。

 

 

アドバイスは慎重に

親が試合を見に行った場合

パパがサッカー経験者だと、ついつい口を出したくなります。
それに必要なアドバイスならやはり伝えたいですよね。

 

その場合、ダメ出しをするのではなく、
「次はこうしてみよう」
などと前向きにアドバイスしましょう。

あと、アドバイスをしたあとはほめることを忘れないでくださいね。

 

それと、試合で怒られたことが多かった日は、
気にするな」を一言声をかけてあげましょう。
それだけでも子供は気持ちが軽くなります。

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親が試合を見に行けない場合

「今日も頑張ったね」と一言声をかけてあげましょう。
子供のがんばりが気になるところですが、
あまりプレーについて深入りしないようにしましょう。

くれぐれも「今日点取った?」なんて聞かないでくださいね。

子供にとってはプレッシャーでしかありません。

 

まとめ

【これからサッカーチームを選ぶ方】

  • 練習と試合、両方を見に行く
  • コーチングの内容をしっかり聞く

 

【既にサッカーチームに所属している方】

  • 親がたくさんほめてあげる。
  • 試合で積極的に声援を送る
  • 保護者同士が協力して、チームの雰囲気を少しでも良くする

 

いかがでしたでしょうか。

今回、コーチングにフォーカスしましたが、
サッカーチームを選ぶ選択条件は変わってくると思います。

親の送迎の可不可、
子供のモチベーション、
仲良しのお友達と一緒がいい、

など、いろいろことを考慮すると思いますが、
できるだけ選手ファーストで、
のびのびとサッカーを楽しめるチームを選んで頂きたいと思います。

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