サッカークラブに入ってる小学生のお子さんのパパ。
一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
「コーチのライセンス取りませんか?」
試験もあるだろうし、やっぱりそれなりにサッカーの実績や経歴がある人でないと・・・。
と遠慮がちの人も多いと思います。
私も小学生の息子がサッカーをしているので、監督さんに誘われたことがありましたが、
勉強が必要? 試験あるよね? などなど、いろいろと考えすぎて億劫になり断ってしまったことがあります。
しかし月日が経ち、チーム事情で再び監督さんからオファー。
息子も頑張ってるし、ライセンスを取ることを決意しました。
実際に講習を受けてみると、楽しいカリキュラムで、特に難しいことなくライセンスを取得できました。
一つ言えることはサッカーの経験、未経験問わず、しっかり講習を受ければ合格できます。
「簡単に」とは言えませんが、不安に思っていた自分が恥ずかしいほどでした。
この記事では、座学、実技、試験など、可能な範囲で指導者講習の概要を紹介したいと思います。
記事を読みえると、
講習や試験は難しいのか?
サッカーが上手でなければ合格できない?
などの不安が解消され、いっきに受講する決心ができることでしょう。
それではさっそく見ていきましょう。
申し込み方法
まずは「JFA ID」を取得してましょう。
IDを取得しますと、日本サッカー協会の「KICKOFF」というサイトにログインできるようになり、
指導者講習や審判講習に申し込みできるようになります。
ID取得手順はは割愛しますが、1点だけ注意点です。
講習は都道府県の各協会が独自で実施しております。
いつでも実施されているわけではなく、「年に数回」と限りがあります。
自分のスケジュールに合わない場合はさらに1~2か月待たなければなりません。
「なるべく早く」という人は、御自身が住んでいる都道府県以外でも受講できますので、
近隣の都道府県を含めて実施スケジュールをこまめにチェックしておくことをおすすめします。
講習について
概要
まず講習内容をざっくり紹介します。(主催協会によってスケジュールが多少違うかもしれませんのであくまで目安として)
講習は2日間にわたります。
土日開催だったり、2週連続の日曜日だったり、申し込むコースによって違うようです。
私が申し込んだ際に検索した印象では土日開催が多かった印象です。
両日とも朝9:00~17:00までみっちりです。
講義と実技、そして最後に試験があります。
受講生は30~40人程度で年齢層は幅広かったです。女性はゼロでした。
サッカー経験者もいれば、野球、バスケをやってた人など、人それぞれでした。
2日間全て受講し、試験に合格した者が晴れてD級コーチライセンスを取得できます。
準備するもの
- 受講票(申し込みが完了すると発行されます)
- 筆記用具
- 運動できる服装
- 着替え(実技で汗ビショになります)
- 昼食(近くにコンビニなどが無い会場は必須です)
- トレシュー及びスパイク(人工芝の会場はスパイクがおすすめなので、念のため両方持っていくのがベスト)
ざっとこんな感じです。
受講決定後、協会から詳細(集合時間や持ち物など)の連絡がきますのでそれを見て確認してください。
講義
サッカーの歴史、サッカーはどんな競技なのか、という基礎的なところから入ります。
どんな指導方法が求められるのか、選手に考えさせるにはどうすべきか、選手との接し方など本質的なところも楽しく学べます。
そしてメディカル面の講義です。
選手の体調を考慮することや、ケガや事故などの対処など、プレー以外のこともしっかり学びます。
ときおり映像を観たり、グループディスカッションがあったり、学校の授業みたいでとても楽しいです。
なにせみんな自分の好きなサッカーについて学んでいるのですから、それは楽しいですよね。
実技
サッカーの好きな人達が集まっている(はず)ので、実技は楽しみですね。
ドリブル、パス、シュートなどの基本技術、1対1、2対2などのシチュエーションの練習、そしてゲーム。
インストラクターの人にポイントを教わりながら、まるで部活のように受講生が練習に取り組みます。
普段何気なく蹴っているボールでも、
インサイドパスってこんなに奥深いんだ!
と感じたほどでした。
子供たちを指導するときのポイントが学べますので、インストラクターさんの表現や言葉使いを注意深く聴いてください。
やはり盛り上がるのはゲームですね。
サッカー経験者が多いので、思わずうなってしまうような上手なプレーがあったり、みんなで励ましあったり褒め合ったり、
とてもいい雰囲気でゲームができました。
ほんとに現役時代や青春時代を思い出すぐらい楽しい時間でした。
試験
講義と実技を全て終えたら最後に筆記試験があります。
2日間の集大成ですね。
不安なことはありません。
講義をしっかり聞いていれば必ず回答できるものばかりです。
インストラクターさんも「ここは大事ですよ」と講義中に強調してくれますので、集中して講義を聴いておきましょう。
全日程終了
2日間お疲れ様でした。
2日目の夕方、講習を終えると、修了証をもらえます。
それで無事終了です。
この2日間ともに過ごした受講生ともお別れです。
名残惜しいですが、みんなとお礼や挨拶を交わしながら解散しました。
ポイント
協会の手続きの関係で、登録費納付からD級コーチ認定まで1~2ヵ月ほど時間がかかる場合もあるそうです。
気になる人は、2日目の最後にインストラクターさんに質問をしてもいいかもしれません。
受講を終えて感じたこと
技術的なことや戦術的なことは、知識として持っていることに越したことはありません。
しかし、大事なことは選手が成長するためにはどのように導いてあげるか、気づきを与えることができるか、が大事だと痛感しました。
サッカーは言語化できるスポーツです。
「こうしたらこうなる、ならどうすべきか」
「こうならないためにはどうすればいいか」
「こういうプレーをしたいならどうすればよかったか」
これはサッカーが上手な人でなくても、サッカー経験が無い人でも、誰でも成長する方向へ導いてあげることができます。
ですので、サッカー経験の有無を問わず誰でにでもコーチングができるということを学ぶことができました。
審判ライセンス
D級コーチに認定されてひと段落されたと思いますが、
審判ライセンスも合わせて取得することをおすすめします。
サッカー指導者はルールを熟知しておく必要があります。
子供たちにルールを聞かれて、「あれ?どうだったっけ」というのはとても恥ずかしいです。
それに試合でチームから審判を出すことも常ですので、是非コーチライセンスと審判ライセンス、セットで取得することをおすすめします。
審判ライセンス未取得の方はこちらをどうぞ。 続きを見る
【サッカー】審判4級ライセンスの取得手順を紹介 審判デビューまでの完全ロードマップ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「どんなことやるのかな」
「サッカー経験がなくても大丈夫かな」
という不安は解消されましたよね。
まとめ
- 講習は2日間
- 内容は講義、実技、試験。
- サッカー経験の有無、上手か否かは関係ない
- 楽しく受講できて決して難しくない
コーチライセンス取得を検討している方、不安で足踏みをしている方は思い切って受講してみましょう。
サッカー、そして子供たちとの関わりを今以上に深めることができ、きっと人生においてもあなたの財産になることでしょう。
私もまだまだ勉強中の身ですが、みなさんにもコーチングには是非気を付けて頂きたいので、この記事も是非参考にしてください。 続きを見る
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