小学生のお子さんがサッカーをしていると、やはり保護者の協力は不可欠です。
特にお父さんはチームから審判をお願いされたりしますよね?
そんなとき
「いったいどんな道具が必要で、何を準備すればいいのかな?」
と、不安になりますよね。
私は審判経験が5年程度ありますが、やり始めたころは何を用意すればいいかわかりませんでした。
むしろ「笛だけ持ってれば大丈夫かな」なんて甘く見てました。
この記事では、審判経験5年以上の私が、審判に欠かせないツールを一通り紹介しますので、
これから準備する人は安心してくださいね。
それでもって、ただ紹介するのではく、
購入方法や使用するにあたってのポイントをしっかりお伝えしますので、
なぜ必要なのかちゃんと納得できます。
記事を読み終えると、準備すべきことが明確になり、
審判としてのモチベーションがぐーーーっとあがってきます。
なんでもそうですが、新しいことを始めるときに、ツールをそろえるってめっちゃ楽しいですもんね。
ですので、「はやく審判やりたい!」とワクワクしてくること間違いなしです!
それではみていきましょう!
サッカー審判に必要なツール
ライセンス
まず初めにライセンスですね。
少年サッカーでも必ず必要ですし、チームからも「取得してください」と言われるはずです。
日本サッカー協会の審判資格は4級、3級、2級、1級、とあります。
初めて取得する人は、まず4級です。
そのあとステップアップを希望する人は実績を積んで昇級していきましょう。
「え、試験とかあるの?」
と不安に思うかもしれませんが、安心してください。
4級は簡易テストはありますが、普通に講義を聴いていれば理解できる内容ですので、おそらく全員合格するはずです。
(言い切れませんが、「落ちた」という話は聞いたことがありません)
何はともあれ、ライセンスが無いと始まりません。
審判の取得方法はこちらのMONO-TONEさんの記事で紹介されておりますので参考にしてみてください。↓
ライセンス取得手順
審判服
所属チームで所有していて、その都度貸してくれる場合は用意する必要はありません。
しかし、個人で所有したい人や、頻繁にやる人は購入してもいいかもしれません。
個人的には購入をおすすめします。
洗って返したりするのが面倒です。
それに、「自分のもの」っていうのは、気分がとてもいいです。
おおかた黒の審判服が主流だと思いますので、黒ければメーカーは自由です。
私は消耗品だと割り切って、某フリマアプリで激安品を購入しました。
安くてもそれなりに綺麗ですし、何の不自由もありません。
でも経験を重ねるうちにかっこいいやつが欲しくなり、メーカー品を購入しました。
シューズ
審判用のシューズがあるのではありません。
基本なんでもいいのですが、地域、もしくは上位カテゴリーによっては「黒」でないとダメ、というところもあるそうです。
でも、審判服が黒なので、シューズも黒にすると、統一感があってかっこいいです。
あと、今の時代、小学生でも人工芝で試合するケースがけっこうあるんですよね。
人工芝に対応したシューズでもいいかもしれません。
審判手帳
サッカー経験者でも「手帳なんてあるの?」
と驚いた人もいると思います。
審判手帳に、記録用紙をセッテイングして、
スコアを記入したり、警告や退場を受けた選手、その他試合に関する情報を記入します。
試合の記録をすることも審判の役割です。
参考
得点後やイエローカードが出た後に、主審が胸ポケットから手帳を取り出してメモをしているはずです。
イエローカード、レッドカード、筆記用具は手帳とセットで付いてくる商品が多いと思います。
イエローカード/レッドカード
前述したとおり、審判手帳とセットになっていることが多いです。
あるいは、都道府県の各協会によっては、
ライセンスを取得したときにルールブックと一緒に送付してくれる場合があります。
コイン
キックオフの時、どちらのチームのキックオフで始めるか、
コイントスで決めます。
ジャンケンではありませんよ。(笑)
ときおり、おもちゃのメダルとか使っている人がいますが、
サッカーをするんですから、サッカー用のコインがやっぱりかっこいいです。
ホイッスル
ホイッスルは必須アイテムです。
今回は私が所有する2つを紹介します。
「2つもいらないでしょ・・・」って思いますよね?
ところがです。
2つあると便利なんですよ。
「気分によって」というのもあるのですが、
小学生の試合って、2~3面コートをつくって、同時スタートで試合やるケースもあるんです。
そのとき、となりのコートの笛と聞き間違いをしないように、笛を変えるケースがあります。
上級者テクニックですね。
最初は一つでもいいですし、
2個持ちだと逆に「お!この人プロフェッショナルだな」って感じてもらえます。
私はMortenさんの2種類のホイッスルを愛用しています。
腕時計
こちらも必須アイテムです。
種類が豊富ですので、自分に合ったものを選ぶといいですね。
とは言っても、それでは選択肢がありすぎるので、ポイントを3つだけ紹介します。
防水
防水機能は必須です。
サッカーは雨天でも結構する場合がありますので、防水性をおすすめします。
バイブレーション
タイマー機能で試合時間を測ります。
そして、前半終了や後半終了時に、時計が音で「ピピピ」と知らせてくれます。
そうすると、どうなるでしょう。
その時計の音を聞いた選手は「終わった」とあきらめてしまい、最後まで全力プレーしない可能性が出てきます。
それを防ぐため、やはりバイブレーション機能があった方がおすすめです。
時計は2つ
腕時計は2つ装着しておいた方がいいです。
1個あれば十分でしょ!
と思いますよね。
サッカーのテレビ放送を見ればわかりますが、審判は時計を二つしています。
これには理由があります。
アディショナルタイムの計算
アディショナルタイムを計算するためです。
一つは、時間を止めず、ずっと時間を走らせます。
もう一つは、負傷者が出た時など、プレーが長く中断した時に時間を止めます。
その誤差がアディショナルタイムとなります。
時計を二つしていないレフェリーもおりますが、二つ付けていると、
しっかりやってくれる、という印象を持ってもらえます。
アクシデント防止
それと、試合前あるいは試合中に、
電池が切れてしまった、もしくは何らかの理由で壊れてしまった、
というトラブルも考えられます。
ささいなことですが、何が起こるかわかりません。
主審はタイムキーパーでもありますから、あらゆるトラブルを想定しておきましょう。
ちなみに私が使用しているのはこちらカシオさんの製品です。
これは余談ですが、2つ用意するときに、同じ製品がいいです。
操作性が異なると不便です。
私は色違いで同じ製品を購入しました。
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フラッグ
アシスタントレフェリーが使用するフラッグは、
チームで所有していることが多いと思います。
公式戦となれば、大会本部で貸してくれるケースがほとんどなので、
あまり個人で所有する必要はないのかな、と思いますが、
マイフラッグが欲しいという方は是非!
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ワッペンケース
講習が終わると、後日4級ワッペンとリスペクトワッペンが送られてきます。
4級ワッペンを審判着の胸ポケットに、
リスペクトワッペンは袖につけます。
縫い付けやアイロンを想像した方、ご安心ください。
今や便利なワッペンケースがあります。
ビニール製の透明のワッペンケースです。
まずは届いたワッペンをケースに入れます。
そのワッペンケースの裏側にはマジックテープがついてます。
おそらく審判着の胸ポケットと袖にはマジックテープがついていると思いますので、
そこにワッペンケースをつけます。
もし審判着にマジックテープがついていなくても、購入したワッペンケースに審判着に付ける用のマジックテープが同封されてますので、
ご安心ください。
しかし、審判着側のマジックテープ、こればっかりは縫うしかありませんので・・・。
アマゾンで購入できます。
プラスアルファ
審判活動が楽しくなってきたら、ホイッスルを腕に固定するホイッスルリストや、
カード類やコインなどの小物を収納できるケースを購入してみると、
また一段とやる気が湧いてきますし、さらに審判が楽しくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外と用意するものが多いですが、しっかり自分で準備すると楽しいです。
もちろんいっぺんに購入する必要はありません。
楽しくなってきたら一つ、楽しくなってきたらまた一つ、という感じで全然OKです。
私も最初は乗り気ではなかったですが、多少お金をかけて、格好から入ることによって、
ポイント
- 審判としてぐっとモチベーションが上がる
- 審判活動が楽しくなる
- 子供たち(選手たち)に「かっこいい」と言われ、一段をやる気が出る
- 選手たちに対しても真剣さが伝わる
このような形で審判活動にやりがいが出てきます。
主役は選手ですが、審判はゲームをコントロールする立役者です。
選手とは違うサッカーの楽しさを存分に味わいましょう。
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