サッカー ライセンス 保護者

現役コーチが語る!サッカー少年の親が直面するリアルな大変さとは?

サッカーをする親子

子供がサッカーチームに入りたいと言っているけど、親のお手伝いは大変なのかしら?

このような不安を解消します。

 

結論としては、この2点です。

  1. チーム形態による
  2. できる人ができる事をできる時にやる

 

まず、親のお手伝いがあるチームはいわゆる「少年団」と言われるチームです。

親のお手伝いによって支えられていると言っても過言ではありません。

 

しかし、心配は入りません。

やることはたくさんありますが、基本的に「できる人ができる事をできる時にやる」というスタンスだからです。

なぜかというと家庭環境はそれぞれ異なるからです。

共働きの家庭もあれば、そうでない家庭もありますし、土日休みの親もいれば、そうでない親もいます。

 

ですので、親のお手伝いや負担をみんなで均等に、というのはそもそも不可能な話なのです。

ですから、小さなことでもいいので、みんなで積極的にお手伝いをしていく必要があります。

 

ということで今回は、実際にどのようなお手伝いがあるのか、事前に知っておきたい人のために、お手伝いを一つずつ丁寧に紹介していきます。

ただし、チームによって、やること・やらなくていいこと、がありますのでチーム方針に従いましょう。

 

それでは見ていきましょう。

この記事を書いた人

profile-img
  • 当ブログの運営者:ライド
  • サッカー指導者D級ライセンス
  • サッカー審判3級
  • 審判歴10年・指導歴5年

親のお手伝いは大変?

サッカーのユニフォーム

子供がサッカーチームに入ったら親は大変なのか。

これはどの家庭も気になるところです。

 

結論としては、

  • 「親のお手伝い」が多いかどうかはチーム形態による
  • やることはたくさんあるけど「できる人ができる事をできる時にやる

ということです。

では一つずつ解説していきます。

 

少年サッカーのチーム形態

サッカーチームはどこでも同じ、というわけはではありません。

サッカーチームは大きく3つに分類できます。

  • 少年団
  • クラブチーム
  • スクール

ではこの3つのチーム形態について詳しく紹介していきます。

 

少年団

少年団は地域の小学校を中心としたサッカーチームです。

多くのチームは月謝が3,000前後とリーズナブです。

指導は所属選手の父親がやっていることが多いです。いわゆるパパコーチというやつです。

チームによりますが、親のお手伝いが多いのも特徴です。

 

クラブチーム

クラブチームをひとことで言うと、上手な子が集まるチームです。

もちろんそうでない子も入部できますが、高学年になると他チームのエース級の子が移籍してくるケースが多いです。

月謝は10,000〜15,000円のチームがお多く比較的高額です。

現地集合・現地解散が多く、基本的に「預けて終わり」なので親のお手伝いはありません。(ゼロでは無いかもしれませんので必ずチームに確認しましょう)

 

スクール

スクールはサッカー版の「塾」です。

所属チームがある選手が掛け持ちでかよっているケースがほとんどです。

しかし、どこにも所属していない子も入部できますのでご安心ください。

月謝は10,000〜15,000円程度で、親のお手伝いはありません。

soccer-children

 

できる人ができる事をできる時にやる

先ほどサッカーチームの形態について簡単に紹介しましたが、親のお手伝いがあるのは「少年団」です。

この少年団は親のお手伝いで支えられいると言っても過言ではありません。

 

しかし、基本的には「できる人ができる事をできる時にやる」というスタンスなのであまり心配しなくても大丈夫です。

なぜかというと家庭環境はそれぞれ異なるからです。

共働きの家庭もあれば、そうでない家庭もありますし、土日休みの親もいれば、そうでない親もいます。

 

ですので、保護者みんなが積極的にできること率先してやっていれば、たとえできることが少なくても問題ありません

 

チーム選びで悩んでいる方はこちらで詳しく紹介しておりますので参考にしてみてくださいね。

並んでサッカー練習を眺める子供たち
少年サッカーチームの選び方を徹底解説!初心者の保護者は必見!

続きを見る

 

 

親のお手伝い パパ編

サッカーボールを持つ親子

ここからはどのようなお手伝いがあるのか、パパ編とママ編に分けて紹介していきます。

分けてはおりますが、パパでもママでもできることです。

私の経験上、「よく見かける」方に分類しておりますのであまり気にしないでください。

さて、まずはパパ編です。

 

遠征時の車出し

少年サッカーの遠征はほぼ車です。

この車だしは当然車がある家庭にしかできませんので貢献度はかなり高いです。

 

しかし、お掃除も大変なので、なるべく車を持っている家庭が順番に回せるとベストですね。

駐車代金、ガソリン代はチームから出ると思いますので確認しておきましょう。

 

グランドメーキング

グランドメーキングは、ゴールを設置したり、ラインを引いたり、サッカーコートを作ることです。

これをお手伝いしてもらえるとコーチ陣はかなり助かります。

なぜなら試合前のメーキングをコーチがやると、選手のウォーミングアップなど、試合の準備ができないからです。

このグランドメーキングも貢献度「大」です。

 

審判

referee

多くのチームではコーチが審判もやっています。

しかしこれをパパに任せることができるとすごく助かります。

なぜならコーチは指導に集中できるからです。

 

公式戦や練習試合のときはたいてい「試合→審判→試合→審判(逆もあり)」という流れ。

しかしこの審判をコーチがやってしまうと次の試合に向けての準備ができないのです。

中にはコーチが1人しかいないチームもあるでしょう。

そうすると、審判を終えたコーチが、選手と十分なミーティングができず慌ててピッチに送り出す始末です。

 

これはかなりチームとしてはマイナスです。

私もそうでしたが、審判は難しいイメージがあるし責任もあるし、やりたくないと思う方がほとんどだと思います。

しかし、、やってみると意外と楽しいし、チームや保護者からの信頼と感謝がグッと上がります

貢献度「大大大」です。

 

審判は4級からスタートです。

この4級は講義を聞くだけで取得できますし、サッカー未経験の方でも取得できるので、お子さんのためにもぜひチャレンジしてみてください。

参考記事はこちらです。

referee
【サッカー】審判4級ライセンスの取得手順を紹介 審判デビューまでの完全ロードマップ

続きを見る

 

 

コーチ

審判に並んでコーチ資格を取って頂けるパパがいると本当に助かります。

コーチが1人だと目が届かない場合があるので、アドバイスをしそびれてしまうこともあります。

しかし1人でもコーチが多いと、練習や試合でひとりひとりに細かくアドバイスできます。

コーチもそれぞれ異なる視点でアドバイスできるので、チームにとっても選手にとってもメリットがあります。

 

教えるのはちょっと苦手・・・

サッカーやったこないし・・・

いろいろな方がいると思いますが、コーチ講習では指導方法を楽しく学べるので安心です。

私が受講したD級コーチ講習はサッカー未経験の方がたくさんいましたよ。

 

充実した講義と、部活のような実技講習でみんな楽しく資格を取得できます。

指導者が少ない現場ではきっとみんなから頼られる存在になります。

自分自身の成長にもつながりますのでぜひチャレンジしてみてください。

参考記事はこちらをどうぞ。

coach
【サッカー】D級コーチのライセンス取得方法をわかりやすく解説!

続きを見る

 

 

親のお手伝い ママ編

サッカーの応援

ママ編も同じようにパパでもできることです。

経験上ママがやっている姿をよく見かけるという程度ですので、パパもママも参考にしてくださいね。

 

送り迎え

お手伝いというわけではありませんが、試合や練習の送り迎えも親の負担となります。

高学年になると、1人で自転車に乗って行けるようになりますが、低学年のうちはまだ送迎が必要でしょう。

 

試合会場の設営

ホームグランドでの試合は、椅子を出したり、立ち入り禁止エリアにロープを貼ったりします。

遠征などに行くと、会場準備としてテントの組み立てを手伝ったり、椅子や用具を運んだりします。

 

スコアシート

所属チームによっては毎試合スコアシートをつけています。

誰が得点して、誰がアシストをしたのか、を記載します。

得点者とアシスト、試合結果の記入だけですので簡単です。

 

グランドの利用者会議

各チームの練習場所は小学校や中学校、河川敷がほとんどだと思います。

特に小中学校に多いのが、月に1回の利用者会議です。

利用する全ての団体から1名が出席し、連絡事項(利用日や利用不可の日など)を共有します。

校庭

 

ビブスの洗濯

練習や試合で使うビブスの洗濯を当番制にしているチームがあります。

ビブスというのは、チーム分けなどに使う、首と袖を通すだけのベスト上の衣服です。

コーチ陣や監督がやってくれるチームもあるので、心配な人は確認しておきましょう。

 

試合の引率

保護者が引率してくれるとコーチ達はかなり心強いです。

コーチ達は他チームとの打ち合わせや審判などで、子どもから目を離さなければいけない場面が多いからです。

その間保護者が選手達を見てれくれるととても安心です。

子どもも自分の試合を親が見に来てくれるのは嬉しいはずなので、都合がつけばぜひ引率してください。

貢献度「大大大」です。

 

 

まとめ

親のお手伝いが多いサッカーチームは「少年団」です。

しかし、「できる人ができる事をできる時にやる」のスタンスなので心配は入りません。

家庭環境によってできること、できないことがあります。

だからこそ、小さなことでもいいし、忙しいときは「たまに」でもいいので、お手伝いできることは積極的に参加していきましょう。

それがいい保護者同士の関係を保つ秘訣です。

 

サッカー経験者の方はコーチや審判の活動にも注目してみましょう。

自分の少年時代を思い出して、きっとお手伝いが楽しくなってきますよ。

それでは楽しいサッカーライフをお送りください!

 

サッカー用具の準備はこちらを参考にどうぞ。

football
子どもが「サッカーチームに入りたい」と言ったら何を準備するの?

続きを見る

-サッカー, ライセンス, 保護者
-, ,

© 2024 人生フリーハンド Powered by AFFINGER5