サッカー ライセンス

これからコーチになる方へ捧げる小学生サッカーで大事なこと【5選】

スポンサーリンク

サッカー指導

どのように指導したら子供たちは上手になるだろか。

どのような練習メニューを組んだらチームは強くなるだろうか。

このような疑問や悩みを抱えている少年サッカーのコーチや、これからコーチライセンスを取得する方はけっこう多いのではないでしょうか。

 

でもちょっと待ってください。

サッカーが上手くなること、チームが強くなることが小学生にとって一番大事なのでしょうか。

もちろんサッカーをやっているのですから上手になることは大事です。

しかし、それと同じくらい、もしくはそれ以上に大事なことがあります。

 

それは、この5つです。

  1. 礼儀
  2. マナー
  3. 思いやり
  4. 試合に出る
  5. 体のケア

「なんだ、そんなことか」と思っている方もいるかもしれませんが、指導に慣れてくると意外と忘れてしまったり、勝敗にこだわり始めるとついつい忘れてしまうものです。

 

私も一コーチなので偉そうなことを言うつもりはありませんが、最近あった出来事をきっかけに、指導を始めたばかりのコーチや、これからコーチになる方にぜひ伝えたいなと思い執筆しました。

最後まで読んでいただければ、チームとしての意識改革になります。

小学生にとって技術指導より大事なことってあるよね、と確認できます。

強いチームでなくても良いチームにすることができます。

ぜひ参考にしてください。

小学生サッカーで大事なこと

tie-shoelaces

大事なこと【1】礼儀

礼儀とは人間関係や社会で生きるために人が守るべき行動や作法のことです。

お礼を言う、謝る、挨拶をする、などなど、簡単なことのようで、なかなかできない小学生もいます。

チームにおいて日頃から意識すべきところです。

 

挨拶

チームに所属する人へ挨拶

練習や試合に行けば、所属チームの人たちがたくさんいます。

監督はコーチ、チームメイト、チームメイトのお父さんやお母さんなど、しっかり自分から挨拶をしましょう。

 

試合会場のスタッフ

試合に行けば会場の運営スタッフや他チームの方がたくさんいますので、ここでもしっかり挨拶をしましょう。

特に公式戦ともなれば本当にたくさんの関係者が試合会場にいますので、「〇〇サッカークラブ挨拶がない」なんていう評価がされてしまうこともしばしばあります。

知らない人でもしっかり挨拶ができるといいですね。

 

グランド

練習会場や試合会場のグランドにも挨拶をしましょう。

おそらくどのチームもやっていると思いますが、「え!グランドに挨拶?」と思ったサッカー未経験の方はぜひ覚えておいてくださいね。

サッカーのグランドがあることに感謝しなければありません。

会場に着いたとき、会場から出るとき、チームで整列をして挨拶をしましょう。

注意点は必ず帽子をとることです。

キャプテンがしっかり挨拶前にチェックしてくださいね。

 

感謝の気持ち

サッカーができることへの感謝

選手は当たり前のようにサッカーをしていますが、そんなことはありません。

月謝やサッカー用具の費用を親が払ってくれています。

監督やコーチが指導してくれています。中には休日に自分の時間を削って来てくれるコーチもいることでしょう。

チームスポーツなのでチームメイトがいないとサッカーができません。

チームを支えてくれているスタッフや保護者の方がたくさんいます。グランドを確保してくれている人、車を出してくれる人、引率してくれる人、選手登録や大会エントリーをしてくれる人、自分(選手)がサッカーをする裏で誰かが動いてくれていることを忘れてはいけません。

 

地域への感謝

公式戦は自治体のサッカー協会が大会を運営してくれています。

グランドや試合会場も地域の自治体からの提供によるものです。

試合会場の近隣に住む人たちも見守ってくれています。日曜の朝から多少にぎやかになっても目をつむってくれている部分もあるでしょう。

そのような地域の人々への感謝も忘れずに。

手のひらの上のハート

 

大事なこと【2】マナー

礼儀と似ている部分もありますが、練習会場や試合会場における行動や、移動中のマナーもしっかりおさえておきましょう。

 

ゴミを残さない

練習場や試合会場でゴミを残すのはNGです。

特にお弁当や軽食を持参すると、必ずゴミが出ます。

会場を後にするときは、チームみんなでゴミ残しがないか確認してから退出しましょう。

 

公共の場にふさわしい態度

電車移動

試合などで電車で会場に向かうときは話し声やバッグを下ろすことなど気をつけましょう。

小学生が電車に乗るとどうしてもウキウキになって話し声が大きくなります。

周りの乗客に配慮して小さい声で話しましょう。

そしてサッカーバッグです。

背負ったバッグは乗客にぶつかる可能性があります。

お腹側に背負い直すか、床に下ろすなど周りに配慮しましょう。

 

車の移動

車だからとって気にすることがないわけではありません。

靴に着いた泥、軽食の食べカスなど、掃除するのは車を出しくれた保護者です。

感謝の気持ちを忘れず、靴の泥を落として乗車させるとか、社内の飲食は避けるなど、保護者と相談して決めるのアリです。

 

歩行

試合会場まで歩くこともあるでしょう。

横に広がったり、車に気づかず話していたりしないように安全に歩きましょう。

電車

 

大事なこと【3】思いやり

チームメイトを思いやっていいチームづくりをしましょう。

 

チームメイトへの優しさ

ボールを探す

よくあるのが、帰るときにボールが無いことです。

チームメイトが一緒に探してあげる姿はとても気持ちいいものです。

 

物の貸し借り

これもあるあるですが、「スネ当てを忘れた!」です。

私のチームには常にカバンに2セット入れている選手がいて、その子はスネ当てを忘れたチームメイトに貸してあげておりました。

スネ当てが無いと試合に出られません。

自己責任として「その日は試合に出れない」というチームもあると思いますが、個人的にはチームメイト同士の貸し借りは優しさがあっていいかなとも思います。

 

悪口を言わない

選手同士で冗談を言い合っているときがあります。

エスカレートすると悪口に聞こえたり、言われた選手が傷つくこともありますので、気をつけましょう。

ケンカになったり、悪口の言い合いになるととても雰囲気が悪くなります。

口は災いの元です。十分気をつけましょう。

 

試合中の掛け声

励ます

試合中はとにかく選手を励ましましょう。

選手同士でも、コーチから選手に対する言葉も同じです。

ダメ出しでは選手は上手くなりません。

 

以前知り合ったブラジルでの指導経験がある人に言われたことがあります。

「怒って上手くなるなら誰でも怒りますよ」

本当にそのままです。

 

褒め合う

褒められると良い意味で調子に乗れます

良いプレーが出たら褒める、頑張っているプレーも褒める。

これはぜひ念頭に置いておいて欲しいところです。

 

強く言うのは必要だけど言葉に気を付ける

試合なので当然勝敗がつきます。

そんなとき気持ちがたかぶってついつい強い口調になる時もあります。

しかしそれはそれでいいと思います。

強い口調で言わないと危機感が伝わらない場合もあるからです。

 

しかし気を付けるのは「文句」にならないことです。

「やる気あるのかよ」

「ちゃんとやれよ」

このような言葉はネガティブでしかなく、何も生み出すことはありません。

文句ではなく、やってほしいプレーを要求するようにしてください。

サッカーのコーチ

 

大事なこと【4】試合に出る

今は減っているかもしれませんが、チームによっては試合に出られず帰る選手もいるのはないでしょうか。

プロの世界では「試合に出られない」は当たり前のことです。

しかし小学生は違います。成長段階であり、育成段階です。

試合に出ないと上手くなりません。

確かに、トーナメントに進めるかどうか、残留できるかどうか、際どい試合があると思います。

しかし、あまり上手くない選手も少しでも試合に出ることで選手個人としてもチームとして強くなっていきます。

 

今の小学生は8人生で自由交代です。何回入れ替わってもOKです。

大事な時間帯、慎重になる時間帯はベストメンバーで良いのです。

タイミングをみてベンチの選手全員試合に出してください。

soccer

 

大事なこと【5】体のケア

小学生は育成年代ですので体のケアは慎重にいきましょう。

子供がサッカーをしている知人とよく話すのですが、午前中に練習をして、また夕方サッカーの試合に出かけるんだとか。

一日に何時間サッカーするの?って感じですよね。

 

私のチームにも過去にそういうコーチがいました。

「サッカーはやればやるだけ上手くなる」という考えです。

確かに間違いではないとは思いますが、第一は子供の健康と時間の使い方です。

 

まず健康面においてです。

一日中サッカーをして良いことはありません。

私のチームには「かかとが痛い」、「膝が痛い」とこぼす選手も数人いました。

スペインやドイツをはじめ、海外の小学生だって2時間の練習で終わりです。

長くやれば良いのではなく、要は「質」です。

参考はこちら:日本の子供サッカーは練習しすぎ?

 

 

そして時間も重要です。

友人との遊ぶ時間、他の習い事、サッカー以外の時間も大切です。

 

選手の体のケアはとても大切です。

大事な選手を壊さないように十分注意してくださいね。

 

疲労回復にはこちらの記事をどうぞ。

nobita
子供用プロテインのNOBITA(ノビタ)はどんな効果があるの?継続2年の完全レビュー

続きを見る

 

 

大事なことが欠けていると感じた経験談

soccer-coach

ここでまでお読みいただきありがとうございます。

最後に、なんで「この記事を書こう」となったのか、ちょっとした経験談をお話ししたいと思います。

 

とある河川敷のグランドで私のチームが練習をしていました。

その日は人数が少なく、グランドの半分しか使っていませんでした。

そして使用時間の半分程度を過ぎた頃、次にグランドを使用するチームの選手が集まり始めました。

 

早いなー、と思いつつチーム練習をしていると、次のチームの選手が、私達が使用していないグランドの一部にラインを引き始め、しまいにはウォーミングアップを始めました。

確かに使っていなかったので、私達は構わなかったのですが、やっぱり一言欲しいです。

「差し支えなければ使っていない部分からラインを引かせてもらって良いですか?」

ぐらいは言って欲しかったです。

しかし、選手からも指導者からもそんな一言は一切無いという少し残念な出来事でした。

 

こんなエピソードがあったので、今回マナーとか礼儀とか、勝敗より大事なことがあるんじゃないのかな、と思い書かせて頂きました。

これからコーチになる皆さんは、自分が動く時に「誰かに一言かけることはないか」行動前に考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「子供達がどうやったら上手くなるか」を考える指導者、

強いチームへ移籍させたい熱心な保護者、

これはこれで良いとは思うのですが、小学生のサッカーではもっと大事なことってあるよね?ということがしばしばあります。

今回紹介した「大事なこと」はこちら。

小学生のサッカーで大事なこと

  1. 礼儀
  2. マナー
  3. 思いやり
  4. 試合に出る
  5. 体のケア

各チームそれぞれチーム方針があると思いますので、「そんなの知ってる」と思った部分もあると思いますが、「ハッ」とした部分もあったかと思います。

これからコーチになる方は一つの参考になればいいなと思いますし、これからサッカーを始めるお子さんがいる保護者はチーム選びの参考になるのではないかなと思います。

ぜひ選手にはより良い育成年代を過ごさせてあげてください。

それではまたお会いしましょう。

 

関連記事はこちらもどうぞ。

coach
【サッカー】D級コーチのライセンス取得方法をわかりやすく解説!

続きを見る

険しい少年
小学生のパパママは必見! サッカーチームを選ぶときは「危険」を見逃すな!

続きを見る

nobita
子供用プロテインのNOBITA(ノビタ)はどんな効果があるの?継続2年の完全レビュー

続きを見る

スポンサーリンク

-サッカー, ライセンス
-, ,

© 2024 人生フリーハンド Powered by AFFINGER5