「うちの子、漫画ばっかり読んでるけど大丈夫かしら」
と悩んでいる親御さんは多くいらっしゃると思います。
大丈夫です。
漫画はたくさん読んだ方がいいです。(もちろん勉強も大事ということが前提です(笑))
私自身は社会人として働くまでに、漫画の単行本を1000冊以上購入して読んできました。
漫画が大好きでしたが、それなりの大学まで進学できました。
漫画ばっかり読んでたから「それなり」の大学だったのでは? と言われてしまうとそれまでですが(笑)
漫画を読むことで語彙力や想像力など身につきました。
漫画といえど、結構役に立ちます。
今回は漫画の魅力を詳しくお伝えして漫画の良さを知って頂ければ幸いです。
この記事を読んでいただくことで、お子さんが漫画ばっかり読んでいても気楽に(大目に?)見てあげられます。
それに、今まで漫画をあまり読んでこなかった人は、逆に漫画が好きになるかもしれません。
それぐらい漫画の面白さは魅力的です。
さて本題に行く前に一つだけ。
この記事はあくまで私の体験をもとにした見解であり、科学的な根拠や証明にはなりませんのでご了承ください。
あくまで参考としてご覧ください。
ではさっそく見ていきましょう。
なぜ漫画は「悪」のイメージがあるのか
「漫画ばかり見て!勉強しなさい!」なんていう母親が怒るシーンはいろいろなアニメで目にするシーンです。
確かに漫画には絵があって、小説は字だけ、この違いは決定的です。
しかし同じ本にもかかわらず、どうしてここまで「悪い印象」になってしまうのでしょうか。
私が考えるに、漫画は絵があるので、「読む」というより「見る」、と捉えられてしまうと思います。
そのため、頭を使わない、考えない、ということが漫画に印象づいてしまうと推測します。
しかし私の経験からすると、漫画だって読むことで得られるメリットがたくさんあるのです。
それを紹介していきます。
漫画の魅力
語彙力が向上する
とにかくたくさんの言葉が出てきます。
教科書に出てこない言葉や、新聞には出てこない言葉がたくさん出てきます。
もちろん、きれいな言葉だけではありません。
中には、親御さんとしてはあまり覚えてほしくない言葉も出てくるでしょう。
しかし、言葉をたくさん覚えられるというのは生きていく上でメリットしかありません。
そんなたくさんの言葉を、自分の好きな漫画の中で、自分の好きなキャラが発している絵を見て、視覚的に、直感的に覚えられるのは超効率的です。
だって、漫画で出てくる言葉とかセリフって大人になっても忘れないですよね。
使う時、使う場所、マナーなどは自然と身についていきますし、親が少しずつ教えてあげればいいのです。
想像力がつく
漫画に書かれているセリフは自分でイメージするので、想像力がつきます。
セリフの強弱、声、感情、これらは絵を見ながら「こんな感じだろうな」とメージしながら読むので、これはこれで自然と頭を使っています。
漢字やことわざを覚えられる
漢字やことわざ、四字熟語、慣用句などもたくさん出てきます。
「この言葉って、こうやって書くんだ」という発見がたくさんあります。
例え言葉の意味がわからなくも、絵の感じや場面でおおよそどんな意味か想像がつくでしょう。
名言が出てくる
登場人物から発せられる、心に残る「名言」はとても印象に残ります。
名言と言われてパッと思い浮かぶのは、スラムダンクの安西先生の言葉ですかね。
多くの人が知っていると思います。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
こういう心が動かされる名言は一生心に残るし、その人の人生の心の支えになります。
名言と出会えるのも漫画の魅力です。
勇気づけられる
ストーリーとしてよくあるのがこのようなタイプ。
- いじめられてた子が強くなっていく物語
- スポーツ漫画の初心者がどんどん上達していく物語
- ミッションをクリアしていく物語
色々ありますが、
「自分にもできるんじゃないか」
「自分もがんばろう」
という気持ちにさせてくれる、自分を突き動かしてくれる漫画もあります。
趣味が増える
スポーツ、乗り物、ゲームなど、漫画にはいろいろなジャンルがありますが、好きな漫画に出会えると、その漫画に出てくる題材が自分の趣味になったりして、けっこう面白いです。
私の場合、「はじめの一歩」という漫画が好きですが、それを見始めたらボクシングにはまり、ルールを覚えたり、ときどき後楽園ホールに試合を見に行ったり、テレビで放送されるタイトルマッチ(地上波放送)に関しては欠かさず見るようになりました。
それと、「マラソンマン」という漫画を見て、自分もジョギングを習慣にしてみたり。漫画の影響というのは本当に大きいですね。
趣味にならなくても、知識が広がることに意味があります。
挑戦する気持ちが持てる
前述の「勇気づけられる」のと重複しますが、漫画の登場人物が這い上がっていく様をみて
「自分もやってやろう」
という挑戦する気持ちにさせてくれる、励まされるシーンもあります。
漫画あるある
読み出したら止まらない
中毒性があるのですが、本当に読み出したら止まらないんですよね。
布団に入って漫画読んで、気づいたら電気つけっぱで寝てしまう、なんてザラですね(笑)
空想と現実がごっちゃになる
小学生によくありますね。
漫画でやっていた技を、実際にやってしまうという・・・。
一つ例を挙げますと、キャプテン翼の「スカイラブハリケーン」、あれは絶対ケガしますから、良い子のみんなは真似しないでくださいね。
セリフを日常生活で使う
漫画で覚えたセリフを日常生活で使うことも「あるある」です。
「そんな言葉どこで覚えたんだ・・・」とあきれる親御さんもいることと思います。
しかし時と場所を考えることを教えてあげて、「言葉を覚えること」に対しては否定的にならないであげてくださいね。
おすすめの漫画
私が読んだ漫画のなかで、面白かったものをジャンル別に紹介します。
成り上がり系
- スラムダンク
- はじめの一歩
- ダイの大冒険
主人公はについて、
スラムダンクはバスケ初心者、
はじめの一歩はいじめられっ子、
ダイの大冒険は、普通の少年です。
この主人公たちが、徐々に上達・成長していき、強くかっこよくなっていく。
この成り上がっていく様が、読者をワクワクさせ、興奮させ、期待感を抱かせます。
このような「この成り上がり系」の漫画は、「自分も頑張ればできる」と思わせてくたり、奮い立たせてくれます。
天才系
- クローズ
- キャプテン翼
- ドラゴンボール
前述した「成り上がり系」とは逆に、主人公は天才です。
クローズはケンカのスペシャリスト。
キャプテン翼は天才サッカー少年。
ドラゴンボールは戦闘の天才です。
もちろん主人公が成長していく過程はあるのですが、最初からすごい人が成長して、さらにすごくなっていく、これはこれですごくワクワクするんですよね。
これは純粋に「楽しい」の一言です。
変革系
- 20世紀少年
- 東京リベンジャーズ
- ルーキーズ
最後に変革系ですね。
20世紀少年は、悪の組織に立ち向かっていく、過去と未来の真相にせまっていく、ミッション系です。
東京リベンジャーズは、タイムリープできる主人公が歴史を変えるために、さまざまなことに立ち向かっていくミッション系です。
ルーキーズは、野球部の不良少年が真剣に甲子園を目指す、そしてそれをサポートする熱血教師。
真面目な野球少年が甲子園を目標に頑張る、という常識を覆す、ある意味変革と言ってもいいでしょう。
この変革系の漫画は読者に勇気をあたえてくれる、人は変われるんだ、ということを教えてくれるものです。
紙書籍と電子書籍
漫画を見るなら書籍と電子書籍はどちらがいいのでしょうか。
それぞれメリットとデメリットをまとめましたので家庭に合う方を選べばいいかなと思います。
紙書籍
メリット
- 読んでる実感がある
- サクサク読める
- 家族で貸し借りができる
- 充電を気にしなくていい
- ページをめくる感覚がいい
デメリット
- 保管場所に困る
- 荷物になる
- 色あせや紙が劣化する
- 手が疲れる
電子書籍
メリット
- 本がかさばらない
- 保管スペースの心配がない
- スマホで手軽に読める
- 即買える
デメリット
- 臨場感に欠ける
- 充電の心配がある
- 本を並べて飾れない
- 友達に貸せない
おすすめサイト
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
漫画は、言葉の表現、漢字など、視覚的に勉強になりますし、気分の向上ややる気など精神的にも役立つツールです。
そして漫画をきっかけに夢をもてた人もいるでしょう。
漫画は娯楽ツールとしてでなく、たくさん情報をインプットできる自己成長ツールでもあると個人的に思います。
もちろんゲームと一緒で、夜遅くまで読むんでいるとさすがに限度がありますが、基本的に夢中で読んでいるときは「本を読んでいる」という認識でいてあげましょう。
あまり使ってほしくない言葉を使い始めたら「時と場所、使うタイミング、なぜ使ってはいけないのか」ということを教えてあげましょう。
それと、漫画はできるだけ多くのジャンルを読んだ方がいいと思います。
それではまた!
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