小学校を卒業したサッカー少年がサッカーを続ける場合、クラブチームか、部活か、どちらかに進むことになります。
しかし、クラブチームはだいたいどこのチームもセレクションを実施しており、誰でも入れる、というわけではありません。
セレクションに受からなかった子、環境や家庭事情によりクラブチームに入れなかった子は部活で頑張るしかありません。
しかし
「部活でもうまくなれるかな」
「クラブチームに行った子に負けたくない」
という不安や思いはあるはずです。
確かに、部活とクラブチームでは練習量や練習環境で大きな差があることは事実です。
ではその差をどうやって埋めていけばいいのか、というところにおのずと焦点がいきます。
そこはズバリ、自主練で差を埋めることで解決できます。
ゴールデンエイジといわれる成長期に何もせず手をこまねいていては非常にもったいないです。
「なんだ、自主練か・・・」と思う人もいるかもしれませんが、いろいろと上達する方法がありますが、ざっとこのよな感じです。
- セレクションの無いクラブチームを探す
- 自主練を欠かさない
- 小学生時代のチームに顔を出す
- サッカースクールに通う
- プロテインを飲む
それでは詳しく見ていきましょう。
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ゴールデンエイジについて
冒頭で述べたゴールデンエイジについて少し紹介します。
「ゴールデンエイジって小学生まででしょ?」って思った方がいると思います。
ゴールデンエイジは3段階あります。
- プレゴールデンエイジ
- ゴールデンエイジ
- ポストゴールデンエイジ
中学生年代は最後の「ポストゴールデンエイジ」にあたります。
この年代は、体力や筋肉がついてきて、パワーやスピードが成長してくる時期です。
ですので、既に習得した動きや技術の質をさらに高めていくことを重視するといいですね。
そして小学生に比べ理解力もアップしてきます。
小学生時代はなんとなく感覚でプレーしていたと思いますが、この年代では、
- ボールのどこを蹴るとこうなる
- 足のどこでトラップすればうまくいく
- こういうオフザボールの動きをすれば相手は嫌がる
というように、より理論的に、より戦術的な理解が深まる時期です。
ですので、このポストゴールデンエイジの自主練はとても大事なのです。
部活とクラブチームの差
さて、本題に入りましょう。
おおかた予想できると思いますが、知らない方もいると思いますので、部活とクラブの差を見ていきましょう。
指導体制
部活では顧問の先生が指導してくれるのに対し、クラブチームを指導するのはプロのコーチです。
まずここで差が出ます。
もちろん部活の顧問の先生にも良い指導者がいるのかもしれませんが、学校によっては、サッカー経験が無い先生が顧問になっている場合もあります。
さらに、部活顧問は、教職の仕事をかけもっているので、部活動の最初と最後だけ顔を出し、肝心の練習を生徒に任せたり、公務員であるがゆえに、土日に試合を組むのはそれほど多いとは言えないでしょう。
しかし、クラブチームはサッカーだけを集中して教えてくれます。そして、コーチも複数名おり、チームによっては各ポジションごとにコーチがいるチームもあります。
指導体制においては圧倒的にクラブチームの方が整っています。
練習量
クラブチームは平日に加え、土日も休みなく試合と練習が入るでしょう。
試合は練習試合だけでなく、大会や遠征などもバンバン入ってきます。
部活はおそらく、先生の熱量によって土日の練習頻度は左右されます。
そして、年に2~3回の公式戦(春、夏、秋)がメインとなり、練習試合を組む頻度も多いとは言えないでしょう。
成長速度は別として、ボールに触る時間として、クラブチームは部活の倍以上になると思います。
冒頭でも述べたととおり、小中学生はゴールデンエイジといわれ、とても技術的に伸びる時期です。
この伸び盛りにこれだけの差がでるのでは、非常にもったいないです。
部活以外で成長の場を設ける
部活でがんばる選手は、高校でもサッカーを継続することを考えているのであれば、部活以外でもボールをさわって、技術を伸ばすことが大事です。
もちろん自主練をしたからといって、クラブチームとの差を埋めることはそう簡単ではありませんが、やはりプレーヤーとしての成長を継続するのであれば中学生の時期はとても大切です。
セレクションの無いクラブチームを探す
個人的な話で恐縮ですが、私自身は部活所属でした。
しかし中2の頃に、家の近所で寄せ集めの中学生のクラブチームができました。
そのチームは、友達に声を掛け合って集まったのでセレクションもなく、しかも部活を辞めなくても、入部することができました。
(当時どうしていたかわかりませんが、今の時代はおそらく、部活とクラブの掛け持ちは制度的に無理かと思います)
ありがたいことに、そのチームの監督からサッカーの本質的な部分、技術やオフザボールの動きなど、細かく指導を受けることができました。
小学生時代のコーチや、部活顧問の先生から教わらなかった事ですのでとても良かったです。
部活と掛け持ちでしたので、かなり体力的に大変でしたが、とてもサッカーを楽しめましたし、技術もかなり上達しました。
このようなチームに入れてとても運が良かったです。
今振り返ってみても、もしそのクラブチームに行ってなかったらそれほどサッカーが上手になっていなかったと思います。
正直部活は、小学生時代の財産でプレーするようなものですからね。
もしセレクションの無いクラブチームを見つけられたら、検討してみてもいいかもしれませんね。
自主練をかかさない
友人同士でもいいですし、自分ひとりでもいいです。
お父さんがサッカー経験者であれば、そのお父さんに手伝ってもらうのもいいでしょう。
とにかくどんな形であれ、自主練はやったにこしたことはありません。
サッカー自主練の記事も紹介しておきます。 続きを見る
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小学生時代のチームに顔を出す
小学生時代に所属していたチームの練習に参加させてもらうのも一つの方法です。
「年下とサッカーをしたって意味無いでしょう」と思うかもしれません。
そんなことはありません。
まず、ドリブルで相手を抜く練習になります。
同じ中学生を相手にするとそう簡単にスイスイ抜かせてくれません。
しかし、小学生相手にドリブルをするとタイミングを測る練習になったり、やったことのないフェイントを試せるのです。
次に、教えることによって自分も勉強になります。
今まで感覚的にやってきたシュート、パス、トラップなどの技術。
これらを「教える」ということは言語化しなければなりません。
自分が言葉にすることで、もしくは言葉にしようとすることで、一つの技術が頭の中で整理できますし、こうすれば伝わるんだ、どうすればうまく伝わるかな、と脳の刺激にとてもいいです。
これはサッカー以外にも役立ちますので、「人に教える」ということは間違いなく自分のためになります。
チームの監督やコーチも卒業生が来てくれたらとても喜びますよ。
友達を誘ってもいいですし、是非行ってみてくださいね。
サッカースクール
サッカースクールは小学生のイメージがありますが、中学生のサッカースクールもあるようです。
通える範囲でもし中学生スクールがあるようでしたら検討してみてください。
ドルトムント・サッカーアカデミー/U-15クラス
プロテインを飲む
技術とは関係がありませんが、しっかり栄養を補給することも大切です。
たくさん運動して、たくさん遊んで、体力の消耗は激しいはずです。
ケガをしない体づくりも必要ですので、プロテインを飲むことを習慣づけることを検討してもいいですね。
おすすめのプロテインはこちらの記事で紹介してますので、興味があれば是非参考にしてください。
まとめ
中学生の時期はポストゴールデンエイジ、本当に伸び盛りです。部活の練習だけでは上達しません。
- 自主練をしっかりする
- 中学生が入れるサッカースクールに通う
- セレクションが無いジュニアユースチームがあるのなら検討もあり
- 小学生時代のチームの練習に参加する
- プロテインを飲んで栄養を補給する
どれか一つでも実践してみましょう。
この中学時代にグーンと実力が伸びれば、部活で上の学年の試合に出れる可能性があります。
そして高校生になってもサッカーを継続することを視野に入れたとき、欠かせない財産となります。
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